家計簿用の勘定科目の設定例

前回の投稿で複式簿記を家計簿に活用するメリットを紹介しましたが、今回の投稿ではそのような場合の勘定科目の設定例を見てみたいと思います。

勘定科目の種類

資産勘定科目

資産は、現金、銀行預金、他の人に貸したお金など、自身が所有しているものや所有権があるものが含まれます。

以下は資産勘定科目の設定例です。

負債勘定科目

負債は返済しなくてはいけないお金です。クレジットカード支払い残高、未払いの税金などが含まれます。

以下は負債勘定科目の設定例です。

純資産

純資産は、資産から負債を引いた後に自分が本当にいくら所有しているかを示す勘定科目です。毎日の記帳では使う場面はほとんどなく、会計ソフトを使えば収入から支出を引いた金額を自動的に計算してくれます。帳簿を最初に作成し、資産や負債の開始残高を入力する際の相手科目として使うことが多いです。また、必須ではありませんが、年度末に収入と支出の勘定科目の残高を純資産に移して、次の年の収入と支出の開始残高をゼロで始めたい場合に使用します。

以下は純資産勘定科目の設定例となります。

売上（収入）勘定科目

売上勘定科目は個人の家計簿の場合は収入と呼んだ方が適切ですが、毎月の給料、ボーナス、副業からの収入、投資収入などとなります。

以下が売上勘定科目の設定例となります。

費用勘定科目

費用勘定科目は、お金を消費するものを設定します。例えば、食費、医療費、旅費、水道光熱費などです。あまり細かくなり過ぎず、支出金額が多いものや税金控除などで金額を把握したいものは個別に設定し、他はその他でまとめてしまっても大丈夫です。

費用勘定科目の設定例は以下の通りです。

いかがでしたでしょうか。もちろん、ここで紹介したものは一例に過ぎませんので、色々試してご自身の家計のニーズにぴったり合うような科目設定を作成してみてください。