簿記初級 - 簿記とは

By 林耕平
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日商簿記初級の内容をCagameeを使って解説していきたいと思います。

そもそも、簿記とはなんでしょうか?
簿記とは、事業の活動内容を一定のルールによって整理し、帳簿に記録することです。
厳密に言えば会計には、

  1. どの活動内容を記録すべきかの選択
  2. 帳簿への記録
  3. ステークホルダーへのコミュニケーション
以上の3つが含まれていますので、簿記は2番目の「帳簿への記録」を指し、会計の狭義となります。

簿記で記録したデータを元に「財務諸表」が作成され、経営陣、投資家、銀行などのステークホルダーに財務状況を報告します。

財務諸表とは、貸借対照表や損益計算書といった、会社の財務状態を報告する書類の総称です。簿記を初めて勉強する方も、貸借対照表や損益計算書という言葉は聞いたことがあるかもしれません。

貸借対照表

まずは貸借対照表ですが、これはある特定の日における財務状態のスナップショットです。 例えば、11月30日時点で会社にどの位の資産があって、どの位の負債があるか、などです。

貸借対照表の例
Cagamee貸借対照表の例

損益計算書

これに対して損益計算書はある日からある日までの一定期間の会社の利益を示す書類です。 例えば、1月1日から12月31日の間で、どの位の売上があり、どのくらい経費を使って、その結果どのくらいの利益が出たかを知りたいときに作成します。

損益計算書の例
Cagamee損益計算書の例

Cagameeなどの会計ソフトを使って簿記を行っていれば財務諸表は自動的に作成出来ますので、理解を深めるためにもぜひ試してみてください。